「駅から徒歩○分」誰が計っているの?物件情報の「道路距離」とは?

夜の街






「道路距離」80mを徒歩1分としている

 

物件情報の徒歩での距離と時間は、およそ80mを1分で換算しています

これは広告における表示の際のルール。

もちろん駅からの「直線距離」(道を考慮せず単純に駅から物件まで一直線で結んだ距離」ではなく、道をてくてく曲がり曲がり行くときの「道路距離」を表示することになっています。

では100mの時はどうするの?ということですが、その場合は切り捨てて「1分」ではなく、切り上げて「2分」としなければならないルールとなっているのです。

ですので、たまに見かける「徒歩0分!!」という物件は厳密にいえばルール違反ということですね。

歩いて20秒くらいの立地であっても、それは「徒歩1分」となるわけです。

不動産屋は実際に物件からの距離を測っているのか?

 

80mを1分で換算するにしても、不動産業者はそれをどのように測っているのでしょうか?

そこは便利なもので、物件検索ポータルサイト等に不動産業者が物件登録をする際に所在地を打ち込むと駅からの時間が自動的に出るようなシステムが一般的になっており、それを活用して徒歩時間を割り出すというのが主流になっています。

つまり不動産業者の担当者は、取り扱う物件に関していちいち駅から歩いて測る必要はないということです。

地図の縮尺から道路距離を割り出して徒歩分数に換算している人も・・・・まあ、いるかもしれませんね。

その地域で長く営んでいる不動産屋さんですと、経験的データから「あのアパートは駅から歩いて○○分くらい」「この物件だと××分」と即座に分かるということも多いと思います。

実際の徒歩時間と表示されている徒歩時間の明らかに違う!の真実

 

一般的に不動産物件というものは、駅からより近い方が好まれます。

ですので、不動産業者としては少しでも「近く見せたい」という心理が働きます

その方が売りやすい、貸しやすい、からです。

たとえば先述のシステム上、仮に駅から「徒歩6分」となった場合はどうするでしょうか?

物件検索のポータルサイトによると思いますが、条件検索をかける際に「徒歩5分未満」「徒歩5~10分未満」という刻み方があった場合、当然「徒歩5分未満」の方が閲覧度は高くなるし人気も上がるわけです。

とすると「徒歩6分」は微妙です。

あと少し!!!で、ワンランク上に行けます

行っちゃいましょう!前に倒しちゃいましょう!「徒歩4分!」

これが真実だと思います。。。

けしからんと思うか、商売人根性と思うか、カワイイと思うか、それはおまかせしますが、不動産業者の性(さが)と思って大目にみてください。

しかしながら、あまり極端に過少な時間を書くと処罰の対象になるので、あくまで「若干」の場合がほとんどです。

また、人の歩くスピードが遅くなる登坂などがある場合にも80m1分で換算されるため、実際にはもう少し掛かるというケースもあります。

必ず自分の足で歩いてみる

 

賃貸物件、売買物件限らず、物件を見に行く際は不動産業者の営業車で案内されることも多いと思います。

その物件を検討するときは、案内された後もしくは後日、必ず自分の足で歩いてみるということをお勧めします。

もちろん正確な徒歩時間が分かるということもあります。

しかし、もっと重要かもしれないことも分かることが多いのです。

  • 思っていたより車の交通量が多く危険を感じる道だ。
  • 夜になると人通りのない暗い道で、女性や子供の一人歩きには危険を感じる道だ。
  • 開かずの踏切を通らねばならず、大幅な足止めを食らう可能性のある道だ。

など生活に直接関係のある情報が得られるものです。